こんにちは、VIDA HEALS の石綿めぐみです。
なぜ海外の方が自然療法が盛んなのか、それは各国の医療制度の
違いも絡んでいるといえます。
例えば、イギリスではNHS(国民保険制度)という政府が運用する税収等で賄われ
ている医療サービスが70年程前から導入されており、全ての人に公平に医療が受けられる
サービスなので基本的に誰でも無料で国営病院での医療処置を受けられます。
(処方薬は無料/有料あり)
※ただしVISAの種類により、申請時にNHS費用数万円を毎年度分支払うので実質上
誰でも100%無料ということではないです。
しかしながらそのような制度があったら、ちょっとしたことでもとりあえず病院にいく
のでは?・・と思いますよね。でもイギリスでは必ず診察を受ける為の予約が必要で
その診察予約が数週間待ち(!)なことも普通にあります。
一刻を争うような場合は国営救急病院があるので別ですが、通常は住んでいる地域毎に
決められた診療所にいかなければならず、診療所は総合診療医(GP)になるので、
そこで病理を特定することが出来ない場合は、また別の専門病院を紹介してもらい、
そこでもまた診察予約する必要があります。
日本では内科、外科、小児科、耳鼻科、眼科などはじめから専門医へ出向くことも
出来ますが、総合診療医は基本的に専門医ではないので、このシステムでは処置の遅れ
や誤診などがでてしまうこともあると聞きます。
ある友人は、足を強打し骨にヒビが入っているのではないかと診察を希望しましたが
診察予約は2週間待ち、その後X線を撮りに別な病院を紹介されまた診察予約に2週間待ち、
X線の結果がわかるのに更に数日待ち・・足の状態がわかるまで約1ヶ月間かかりました。
結局、彼女は剥離骨折をしていて1ヶ月の間に自然治癒してきていたということで
大事には至らずでしたが、、、汗
このようにすぐに専門医に診てもらえなかったり、個人で海外対応の健康保険に加入して
いない場合だとプライベートの病院へかかった場合、一瞬目を疑う!?ほどの請求額
(数万〜数百万円)になったりしますので、前回のブログでお伝えしたような代替医療を
取り入れ、自分の身体は自分で守る!という民間の意識が強くなっているのだと思います。
ちなみにホメオパシー療法もイギリスの保険制度で適応されると言われておりますが、
今現在は国営病院で働くホメオパシーを処方する医師は色々な理由でとても少なり、
かかることが難しくほとんどの人はプライベートでホメオパシー療法を選択するように
なっているようです。
代替医療のニーズが上がると、プロフェッショナルたちも活躍して臨床経験も増え
全体的に療法のスタンダードが高くなる。そうなれば自然と実績も上がるから
さらに代替医療が盛んになっていくということなのですね^^
自然療法スペシャリスト
石綿めぐみ
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