こんにちは、自然療法スペシャリスト石綿めぐみです。
最近では日常的に”デトックス(解毒)”という言葉を耳にするようになりましたが、
デトックスをする前のケアも大切なこと、知っていますか?
まず、デトックス(解毒)とはスッキリさっぱり感、体に溜まった毒素など不要なもの(毒素)を排泄する行為という認識が一般的かと思います。
前回のブログでは、デトックスは感情もあり体からだけではないと書きましたが、今回は肉体面にフォーカスします。
デトックスのやり方は色々ありますが、実践されている多くは食生活からでしょう。
例えば・・・
♢野菜(サラダやスムージーやスープなど)や果物を食べる。
→普段の生活で不足していたミネラルビタミン食物繊維などを摂取でき、毒素排泄を促す。
♢断食(お酒を断つ、お菓子や甘いものを断つなど)する。
→食べ過ぎや飲み過ぎにより負荷のかかっていた胃腸の働きを休ませることで、不要物を排泄する働きを促す。
これらのデトックスによってスッキリ快調(快腸)になる方もいらっしゃる反面、逆にデトックスをすると体調が悪く感じる、、、という方もおられるのではないでしょうか?
デトックスすると体調が悪く感じるのは体のSOSサインかもしれません。
私たちにとっての不要物(毒素)のメイン排泄経路は、汗腺・排尿・排便です。
もしメイン排泄経路が体の中できちんと確保できていない状況だと、体は何とかして不要物を他の経路を通じて体外へ出そうとします。そうすると排泄先の多くは皮膚や粘膜になりやすくなります。
例えば湿疹、ニキビや吹き出物、膿み、痛み、痒み、発熱などで現れることがあります。
”症状が現れているサインだから”とはいいつつ、やはり外見や痒み痛みは気になるところです。
※ただし、不要なものが直接的に皮膚に取り込まれた状態であれば、そのもの自体をそこから排泄する必要があり、その場合は皮膚の状態に現れることもあります。
例:皮下で出切っていなかった膿みがデトックス作用により出てきた...等
身体の臓器同士はリンクしています。皮膚は腸の働きが関わり、腸の働きには肝臓が大きく関わっているのです。
わたしの自然療法コンサルテーションでも重視するのがこの臓器のリンクです。
特に肝臓はたくさんの臓器やホルモンの働きの指示役を担っていて、解毒処理だけではない重要な臓器です。
もし便秘や下痢をしやすいなどメイン排泄経路の腸の働きがイマイチな場合、そのままデトックスを行うと、不要物(毒素)の解毒処理を正常に行うことができず余計に腸の働きを刺激することになってしまったり、肝臓がさらにオーバーワーク気味で身体に疲労感や倦怠感を感じることもあります。
まずは、
メインの排泄物の経路、肝臓と腸の働きを見直しデトックス前にサポートしケアすることが肝心!
この事前のケアでさらにデトックス効果が上がるでしょう。
メイン排泄経路や臓器のケアは、自然療法でも得意とするところです。薬草ハーブやホメオパシーレメディなどでコンディションを整えるサポートが可能です。
ただし慢性化している状態のケースが多いので、ある程度の期間のトリートメントが必要なこともありますので、必ずセルフケアではなく自然療法の専門家のコンサルテーションを受けられて指示に従いケアしていただくことをおすすめします。
”溜まったら出せばいい” ではなく、不要物(毒素)が溜まっていること=解毒処理を担う肝臓の働きが追いつかない可能性があるので、なるべく日頃から不要物を身体に溜めないような生活習慣を心掛け、私たちの体のサインにもに気をつけたいですね^^
自然療法スペシャリスト
石綿めぐみ