こんにちは、自然療法スペシャリスト 石綿めぐみです。
寒さも徐々に和らいでくる2月、節分、立春、バレンタインデー、春分の日と季節行事も多い春ですが、この時期は世界の人口の約32%を占めているといわれるキリスト教が多い国では "*四旬節=デトックス習慣" が行事が行われます。
*四旬節/Lent とは信者が年に一度、2月の第2週目の水曜日灰の水曜日/Ash Dayと呼ばれる日から46日間に渡り断食・祈り・慈善などを通して己の罪を悔い改める行事です。
主に断食は、肉を断ち1日1食のみ!という風習でしたが、現代はその縛りはゆるくなっているようです。また自分の好物や好きな習慣を断つことも行われています。
さて、今回は四旬節を”デトックス習慣”と自然療法の視点で注目した場合のおすすめ3つのことをまとめてみました。
<時期>
2月−3月は芽吹きやはじまりを象徴する春の季節。東洋中医学五行説では木、肝。春のような生き生きとした活力を生み出し木の幹のような存在を私たちの身体で例えられるのが肝臓。
肝臓はデトックス/解毒をする役割のほかにも、免疫、代謝、栄養吸収、血液をきれいにする、自律神経の働きや感情(特に怒り)にまで多岐に関わるとても重要な臓器です。
お酒を飲まないから肝臓は弱っていない!と思っていらっしゃる方もいますが、肝臓が影響を受けるのは飲酒によるアルコールの分解だけではなく、偏りのある生活習慣(睡眠不足など)や精神的なストレスも関連して肝臓を酷使していることにもなります。
<断食>
肉を断つ/1日1食=胃腸の消化器官のメンテナンス
私たちは必要以上に多く食べ過ぎていたり、肉は消化するのに野菜や豆などの植物性たんぱく質に比べて消化が遅くエネルギーを消耗するので、知らずのうちに消化を担う臓器が疲労しています。加齢とともに食事の量が減ってきたり肉を食べたいと思わなくなってきたり胃もたれしやすくなる、、、というのも臓器の疲労と回復の遅さに影響があります。
<習慣を断つ>
飲食好物=好物だからと過度に摂取していることによって身体がアンバランスに陥っていることや飲食品に含まれる成分で身体に害を与えるものが溜っている可能性があります。
好きな習慣=その習慣が楽だからなど慢心からきていることもあります。
好物や習慣が自分の思い込みであることや、ただ癖付いているだけのことがあります。また、自覚症状がなくその習慣によって不調が引き起こされていたり慢性化して気付かない場合もあります。
この注目すべき3点をまとめると・・・
肝臓の働きにスポットライトが当たるこの時期が自然の流れでもデドックス効果が発揮されやすく、肝臓の働きに不調がある場合は身体に表れやすい。
肉を断つことにより、消化に時間がかかって過労気味の臓器のバランスを整えられる。
習慣を断つことは、心身のバランスを取り戻す、意志の強さを身につける、依存性がない状態で健やかな心身を保つこと。
自然の流れにそったデトックスは、私たちのからだの目に見えない部分である臓器や感情のシグナルに「気付きやすくなる」敏感さを与えてくれます。
自然療法的には、デトックスはダイエット(減量)や汗や宿便を出すことだけが目的ではありません。
自分が何に影響を受けていたのか、心が支配されていたのか、本来の心身の反応を知ることにより、不必要なもの(飲食・習慣・感情など)を手放し、メンテナンスすることで心身の強さを手に入れることがデトックスの醍醐味!
一年に一度のこのベストなデトックス期間に、薬草ハーブやホメオパシーやフラワーエッセンス、エネルギーヒーリング、ボディーワーク(エモーションフリーや鍼灸マッサージなど)の自然療法のトリートメントを合わせることで、臓器の回復やメンタル面など無理なくしっかりデトックス作用をサポートできるのでおすすめです^^
自然療法スペシャリスト
石綿めぐみ