どんなときに自然療法を選んでいますか?
統合医療やホリスティック補完医療が進んでいる国では、自然療法は健康維持だけでなく、
心身の不調や病の症状に合わせて用いられることが多く、民間の認識の高さを感じます。
わたしが以前勤めていたイギリスの王室御用達ホメオパシー薬局は、毎日何百人もの方がいらっしゃる忙しい薬局でした。
英国王室が西洋医学と自然療法を取り入れて健康維持をしていらっしゃるということも
民間に広く自然療法が受け入れられている理由の一つだと思います。
英国王室専属の医師はホメオパス(ホメオパシー専門家)でもあり、
西洋の薬や治療以外にもホメオパシーレメディ(自然薬)を処方し両方でケアしているのです。
西洋医学も自然療法もお互い違うアプローチ方法なので、
『時と場合』で選ぶことの大切さを伝えたい。
そもそも自然療法で試せる不調なのか、どんな時に自然療法専門家にかかるべきなのか、
選び分けがよくわからない!という質問も多いので、
今回は簡単に基本事項を説明したいと思います。
※ここでお話しするのは一般的な例とわたしの見解になります。
自然療法の専門家によってアプローチ方法や療法についての考え方は様々です。
既に専門家にかかっていらっしゃる方は、直接かかりつけの専門家へご質問ご相談されますようにお願いいたします。
<自然療法セルフケアでもOK>
体質改善、健康維持や予防、急に起こる不調、急性症状。
例えば、風邪の症状、疲労(筋肉痛や眼精疲労など)急性の痛み/痒み/湿疹/傷など、急な胃腸の不調、一時的な精神的ショック・・・etc
出たり出なかったりを繰り返している症状(アトピー性皮膚炎やアレルギー症状など)は急性ではなく”慢性”症状 になります!
また、セルフケアで試す急性症状の場合は短期間(数日〜数週間)のみが基本で長期はおすすめしません。
短期間で症状が回復されないようでしたら、専門家やかかりつけ医師に相談しましょう。
<自然療法の専門家へGO>
慢性的な肉体的もしくは精神的な病や不調、医薬品や処方薬を摂っている方、長期化している体質問題や思考や癖・・・etc
ちなみにどんな病かなど詳しい病名などは自然療法、特にホメオパシー療法では、そこまで重要ではありません。
実際に病名がつかない病や不調で苦しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
なぜそこまで重要ではないのか、それは”病名”だけでトリートメント処置を決めるような対処法ではないアプローチをするからです。
同じ病名でも個人で出ている症状が違いがあるので、特徴別にさらに細分化して
一人一人の根本体質や感情面、遺伝性なども含めオーダーメイドでトリートメント
アプローチを進めていくのが専門家による自然療法となります。
※医薬品や処方薬を服用中の方は、自然療法でもハーブやレメディでも薬との同時服用を避けた方がよいのもございますので、セルフケアではなく必ずかかりつけの医師や専門家に相談されてから摂るようにしましょう。
<注意点>
自然療法は医療行為ではありません。命への危険がある状態や症状が急変したり、
異変がある場合には速やかに医療機関へ!
例えば、事故や怪我、出血、頭や体を強打したとき、命に関わるような異変がみられるとき
(呼吸心肺停止、妊娠中の急変、乳幼児の急変、急性アルコール中毒などの中毒症状、アレルギー症状でみられるアナフィラキシーショックなど)・・・etc
この場合は、セルフケアでなんとかしようとせずに医療機関で早急な処置や検査を受けるようにしましょう。
自然療法をベストな状況で選んでいただけるように・・・
上記の基本事項を参考に、私生活で自然療法を選べる状況を知っていただき
セルフケアから試してみたり、専門家へ相談してみたりのきっかけに繋がれば嬉しいです。
オーダーメイドの根本体質改善や未病ケアとして自然療法に興味がある方、
既に西洋医学のトリートメントを受けて入るけれども自然療法ケアもとお考えの方など
いつでもお気軽にCONTACT問い合わせフォームよりご連絡ください^^
自然療法スペシャリスト
石綿めぐみ