こんにちは、VIDA HEALS 石綿めぐみです。
”ハーブチンキとホメオパシーレメディのマザーティンクチャー”
この2つは同じだと思われがちですが、違いと注意点について簡単にご説明します。
※チンキとティンクチャーは液体という同じ意味です。
まずホメオパシー療法で用いられるレメディと呼ばれるメディスン(くすりという意味)
には原物質が存在しないほど希釈されている・・とよく説明されていますが、
実際は、レメディの希釈頻度(=ポテンシー)によります。
希釈頻度が少なければ原物質は存在しているし、希釈頻度が多ければ薄められて
原物質は存在しないまでにもなるということです。
ちなみにマザーティンクチャー(母液)と呼ばれるレメディは、マザー(母)
ティンクチャー(液体)という名前のイメージ通り、原液つまり希釈されて
いない状態です。※原物質(抽出成分)は含まれます。
ハーブチンキとマザーティンクチャーの違いは原料の状態です。
マザーティンクチャーの多くが ”生” の植物などをそのままアルコールに
漬け込んだり、煮込んだりして成分を抽出して作られたものです。
ハーブチンキの多くは”乾燥した”植物(ドライハーブ)を原料としている
という違いがあります。
その違いからマザーティンクチャーには植物のもつ ”生” のエネルギーが入っている
=エネルギー的に高い(身体に与えるインパクトが強い)といわれています。
注意点は摂り方です。
ハーブチンキですと、1回に摂る滴数が十数滴〜数十滴といわれますが
マザーティンクチャーは一般的に数滴程度(目安5〜10滴ほど)を少量の水に
薄めてから摂るかたちになります。※ホメオパスにより指示する滴数も違います。
ただしクライアントがどのような主訴で摂られるのか、状態、
体質、敏感さなどにもより最適な滴数や服用期間のアドバイスは変わります。
また主訴により患部に塗る場合もあります。
基本的にマザーティンクチャーもハーブチンキもセルフケアで長期に渡り摂ることは
おすすめしません。なぜなら摂り続けることで、逆に身体(臓器)に負荷がかかり
弱めてしまうこともあるからです。
ホメオパシーのレメディ(例:マザーティンクチャーやレメディの種類により)やハーブ
の種類によっては、*妊娠中や授乳中の方、お子様、持病をお持ちの方
処方薬や医薬品と摂り合わせない方がよいものもあり注意が必要です。
セルフケアで*の方が試される場合は、必ず摂る前にホメオパスやハーバリスト、
主治医へ確認されてから、そのトリートメント(処方)の指示に従って摂るのが
よいでしょう。
慢性的な症状に関しては、セルフケアではなくスペシャリスト(ホメオパスや自然療法
セラピスト)にかかられることをおすすめします。ホメオパシー薬局店頭でも急性症状
へのアドバイスのみで慢性症状へのアドバイスはしておりません。
(セルフケアで摂られる際は自己責任になります)
自然療法は危ないもの、怖いものではありませんが、だからといって容量、回数を
勝手な判断で決めたりせず、インターネットや雑誌などの情報のみを参考にするのではなく
きちんとスペシャリストへの相談やアドバイスを取り入れてより安全に療法のそれぞれ
の長所が生かされて体調のサポートがされるように私も日々活動しております^^
自然療法スペシャリスト
石綿めぐみ
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